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9月の園だより

2学期初めに行った身体測定でこんなエピソードがありました。

パンツ一丁になり、並んで順番に身長・体重を計測してもらうのが恒例のやり方。自分の体や大きくなったことに関心や喜びを感じられるよう、「○○せんち」「〇〇きろ、大きくなったね」と数値を読み上げるように配慮して行っています。年中長組は、測定結果が“背の順並び”の基になります。どの学年もどの子も1学期より、服の着脱・畳むこと・静かに待つことが上手になったなぁと感心。そんな中、計測している私の後ろに、さっき計測を終えたはずの○○君が、まだパンツ一丁でそおっと立っているのに気づきました。どうやら、友達の身長の数値が気になっている様子。「そうか、背の順並びで自分の前に並んでいる友達に順番を追い越されたくないんだなぁ」友達の身長の数値をしっかり聞き取り、ほっとした表情。背が高いことが自慢の○○君にとって、身体測定はとっても大きなことだったようです。可愛いやら、ほほえましいやら。

「大きくなりたい！」「友達よりも大きくなりたい！」身体測定は、子ども達のそうした複雑な心理が反映される場だったこと、又、恒例の行事・活動も、一人一人の心の声や揺れ動きを見過ごさず、成長のきっかけにできるように努めていきたいと改めて思わされたエピソードでした。(明後日には、すくすくカードを持ち帰りますので、どうかお子さんと一緒に“大きくなったこと”を喜び合いながら、グラフの記入をお願いします。)

さて、9月は秋晴れの下、走る・跳ぶ・投げる・登る等、思いきり身体を動かして活動したいと計画しています。

普通保育となり、疲れが出てくる頃ですが、はりきって登園できるよう、おうちの方の後押しをよろしくお願いいたします。　(副園長　藤村陽子)