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新着情報
11月の園だより
白鳥が列を組み、園舎の上を飛ぶ姿が見られました。秋から冬へと季節が移り変わろうとしています。
10月に入り、子どもと教師、子どもと子ども同士が「ピタッとしてきたな」と以前に増して感じるようになりました。
園やクラスの生活を、一人一人が自分のものにしたこと、相手を理解し心の距離が近くなったこと、肯定的に相手の思いを汲み取ったり、構えずに自分なりの言葉で思いを伝えようとしたり・・・等々、だからそう感じるのでしょうね。毎月、下記に載せている「こんな姿を目指していきます!」は「安定・自己発揮」にねらいを置いていた年度前半から、「かかわり・挑戦・満足感」へと培いたい力もステップアップです。
父母の会の皆さんによる「よい子の縁日」が大盛況で行われていた日、2Fでは、年長組がお店屋さんを開店。年長同士交流したり、年中少を招待し、子ども達にとっては最高に楽しく幸せな1日となりました。その様子をおうちの方にお見せできなかったのは残念ですが、あるグループの「ラーメン屋さん」では、ラーメンに入れる”ネギの中のドロドロ”を表現したいとこだわり、仲間と数日かけて、緑色の折り紙を筒状にまいた中にティッシュをつめるという案があみ出されていました。試行錯誤・挑戦・失敗の繰り返しを通して、自分のやりたいことが実現していくのです。年少組では、気の合う友達と過ごす楽しさがわかってきたからこそ「◯◯ちゃんのとなりがいい」と大泣きしながら、友達とぶつかる姿が多くなりました。
「楽しい」「幸せ」にいたるまでには、子どもの世界も、友達とのぶつかり合い、葛藤、悔しさ、悲しさ、自己嫌悪、怒り・・・も生じます。そんな負の感情や場面を育つチャンスと受け止めて、その子の思いや一つ一つの出来事にどのように寄り添い、支え・励ましていくか、私たちにとっても工夫や専門性が求められる年度後半を迎えています。
ハラハラドキドキの毎日を子ども達と一緒に考え、過ごしていけることに幸せを感じつつ、おうちの皆さんに園生活の具体的なエピソードをお伝えしながら、これからも手を携えて一人一人を見守り、育ちに関わっていきたいと思います。 (教頭 藤村 陽子)
こんな姿を目指していきます!
●年少組
・友達や教師とのかかわりの中で遊びを広げたり、友達と一緒に遊ぶ楽しさを感じる。
・自分なりのイメージをいろいろな遊びの中で表現して楽しむようになる。
●年中組
・友達とのかかわりや生活の中で思いやイメージを出し合ったり、友達の思いに気付いたりしながら遊ぶ。
・みんなでやることを楽しみながら、いろいろなことに挑戦し満足感をもつ。
・自然の変化や不思議さに気付いたり、遊びに取り入れたりする。
●年長組
・共通の目的をもってそれぞれの考えやイメージを出し合い、協力して遊びや生活を進めていこうとする。
・個々の目的に向かって挑戦しようとしたり、自分なりの力を発揮したりして遊ぶ楽しさや満足感を味わう。