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田植えが終わり、にぎやかなカエルの鳴き声が聞こえる季節となりました。去年までは、夕方から始まったカエルの合唱でしたが、今年は、日中も大サービス。自然にかこまれたのどかな環境で過ごせることに、幸せを感じ、心癒されています。

新しい生活にも大分慣れてきた子ども達。先月の遠足では、ロックガーデンの深い所にも臆せず入り思いきり楽しむ年長さんの姿に「たくましくなったなぁ！」と嬉しく思いました。園生活の中でも、゛年長初心者マーク”がとれ、腰をすえて色々ことに取り組む姿が見られています。反面、友達関係をなかなか築けずにいる子、年中時代の関係から一歩踏み出せずにいる子も。

年中少さんは、ありのままの自分を出せるようになった子、先生に親しみ甘えている子、気の合う友達を見つけた子…様々。「使いたい」というだけで何も言わずに友達の使っているおもちゃを取ってしまったり、友達を押しのけて自分のやりたいようにしてしまったり…。一見、困った姿に受け止めがちですが、「集団だからできる経験」とほほえましく受け止めながら、一つ一つ丁寧に援助しているところです。（「いれて」「かして」等の言葉、順番にすること等のルール）

子ども達の前向きな姿は、おうちの方にとっても、私達にとっても、この上なく嬉しい姿ですが、時には、「つまずき」や「いざこざ」を経験すること、それを乗り越えることも成長のきっかけとなります。日々の友達とのかかわりの中で、友達と心が通う喜び、嬉しさを感じ取り、少しずつ集団生活のルールを身につけていってほしいと願っています。（教頭　藤村陽子）