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窓辺からさす穏やかな光や、木の芽の膨らみに、春を感じるこの頃。今年度のカレンダーも最後の１枚となり、子ども達は、卒園や一つお兄さん・お姉さんになることに向け、心が膨らむ季節です。

　３学期に入り、年少組もお当番活動に取り組んでいます。とは言ってもお当番のお仕事は、その学年のねらいに基づいて、学年が上がるごとにレベルアップ。年長組のお当番の仕事の一つに、降園時、「日付や曜日の日めくりカレンダーをめくる」があります。こうした小さなことの積み重ねが、１日の長さの感覚や、曜日のサイクルの感覚を育て、文字や数字への興味・関心、見通しをもって生活する力を生み出しています。

　さて、最近の子ども達の様子は・・・「プリキュアショーとその後の握手会」「ラーメン屋さんごっこ」「はま寿司やさん」「紐ゴマへの挑戦」「おばけやしきごっこ」等々、互いのクラス・１階と２階を行き来し、刺激し合って、にぎやかに遊びが展開中。「おばけやしきごっこ」は、お楽しみ会で面白さを感じたことやドキドキした共通の体験が元になっているようで、友達と同じイメージで遊びを進めやすいのでしょう。みごとお化け屋敷から生還すればおやつをもらえる、皆でより怖いお化けにしよう、廊下にも案内をだす、怖がって入れないお客さんのためにお手製の懐中電灯を渡す等、友達と一緒に試行錯誤したり、時には壁にぶつかったりしながら、知恵を絞り合い夢中になっている姿を、おうちの方にもお見せしたいようです。

子ども達が私共の予想をこえた楽しい発想・考えを発揮することもしばしば。力がついてきたことを嬉しく思うと共に、いろいろと経験を積み重ねてきた３学期だからこその生活・遊びを子ども達と共に思いきり楽しみ、残りわずかとなった今年度を有意義に過ごしていきたいと思います。

（教頭　藤村　陽子）